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Healing Foods
Hideo Kawana

前回にひきつづき、日本における自然栽培の第一人者である、 河名秀郎様にお話を伺いました。(前回のインタビュー記事はこちら)

1.あなたが、本質的な道を選択するきっかけとなったのは、どんなことですか。なにがありましたか。

河名: 姉の病死がきっかけになっています。現代医療への疑問を持ったのもこの頃です。医療は病気を退治することだけを見て、人そして命を見ていないのではないかと。
そんな折、自然栽培という栽培法に出会い、病虫害の原因が肥料であることを知り、虫や病気は肥料で汚された大地を修復する役割で存在していることを学びました。以来、人間もそのメカニズムは同じで、病気は戦うべきものではなく、自らを自然体に戻すための浄化作用の顕れであることを受け入れ、闘わない生き方、闘わない農業のあり方を模索しています。

2.どれほど すばらしい地球にしたいと想っているのでしょうか。

河名: 地球が築き上げてきた自然界の命の営みを学び、その絶対的法則に順応した社会を構築し、全ての存在に意義を見出し、そして補い合う世界観を創造したい。
その結果、病気、争い、貧困のない地球が実現する。

3.地球やこどもたちの未来に何を残したいですか。

河名: 大地、水、空気、私たちを生かす生命装置です。その存在を脅かし続けた経済優先の社会構造が今起きている自然災害です。
これら自然災害は天災ではなく、私たちの自然に反した社会活動が招いた人災だと思います。本来あるべき大地、水、空気を戻すことが私たちが今すべきことだと思います。

4.「LASTRA」は愛の楽園を創ろうとしていますが、あなたの担うこの星へのビジョン、楽園づくりの役目はありますか?

河名:食材を通じて、人間の体は地球の、そして宇宙の縮図であることを共有し、物事に善も悪もなく、起きる事は全て愛であり、そもそも私たち人間が恐れる不安や恐怖は存在しない真実を体現したいと思います。

5.さいごに 愛の国創りをする仲間たちと共に生きるとしたら、どのような未来が見えますか?その想いをおきかせください。

河名:嘘、偽りのない、包み隠すことのないあるがままの自然体で、赦しあえる世界が見えます。


河名 秀郎様 プロフィール

株式会社ナチュラル・ハーモニー代表。 1958年東京生まれ。16歳の時に姉の死に直面し、医療の無力さと健康の大切さを痛感する。大学卒業後、就職するも、大自然と調和する生き方を自らの肌身で感じるために1年間千葉県の自然栽培農家に住み込み、農業修行をする。1985年東京に戻り「ナチュラル・ハーモニー」を設立し、農産物の引き売りを経て1988年に世田谷区下馬に3坪ほどの八百屋を開店。1994年青山に自然食レストランを出店。1998年横浜市青葉区に衣食住全般にわたる自然と調和した暮らしのコンセプトショップ「インターナチュラルガーデン プランツ」を出店。 2007年青葉区から都筑区のノース ポート・モールに移転し、「ナチュラル& ハーモニック プランツ」に名を改め出店。同年東京・銀座に自然食材店「結市場」レストラン「日水土」からなる「ナチュラル&ハーモニック銀座」を出店、その他、2005年「ナチュラル&ハーモニックスクール」を開校し、「医者にもクスリにも頼らない生き方 ハーモニックライフ実践セミナー」を全国各地で開催している。また、全国の生産者の育成にも力をいれ、2004 年から開始した「自然栽培」の定期個人宅配は日本の草分け的存在で今もなおトップを走っている。 今後は、高品質高級路線の宅配を HEALING と共に行ってゆく。 また映画『降りてゆく生き方』の原点にもなった本の著者でもある。著書に『自然の野菜は腐らない』(朝日出版社=刊 2009年)、『本当の野菜は緑が薄い』 (日経プレミアシリーズ= 刊 2010 年)、『野菜の裏側』(東洋経済新聞社= 刊 2010年)、『日と水と土』(博進堂= 刊 2010 年) 等出版。

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